試合前の方必見!試合前にやっておくべき練習メニュー
試合前になるとそわそわしてきますよね。
そんな方のために、試合前にやっておくべき練習メニューをご紹介します。試合ではなによりもあなたが持っている実力や技術を最大限発揮し、後悔のない試合をしたいものです。そのために試合前にどのような練習をしておくと良いのでしょうか?ここでは、あなたが試合で最大のパフォーマンスを発揮するための練習メニューを解説します。
試合前に焦ってしまう方
焦りの原因は?
試合当日が近づいてくると、徐々に試合を意識してきます。
カウントダウンが始まり、あと何日、練習できるのはそのうち何日といった具合に、頭のなかで数えたりするでしょう。
このような時、試合までにできることは何があるのでしょうか?
私はこのような時、ものすごく焦ってしまいました。
試合でどのように戦うかも明確でなかったので、
『何をすれば良いかもわからないけれど、とにかく練習しよう』
と思って練習していました。
とにかくがむしゃらな気持ちでいました。
このがむしゃらな気持ちの背景には『焦り』があります。
今度の試合までにやっておくべきことができたかどうか、
達成したい目標まで実力が達しているかどうかが不安なので、焦りが生まれるわけです。
この焦りには2つの要素があります。
一つは、今の自分では目標を達成できないかもしれないという「焦り」
もう一つは、今の自分の実力がよくわからないことから生まれている「焦り」
この焦りがあると、私のように「ただがむしゃらに練習をする」となってしまいます。
このような焦りがあると、試合中でもセカンドサーブで振り抜けずダブルフォルトへとつながってしまいます。
もし思い当たる方はこちらの記事もご覧ください。
①セカンドサーブになると腕が縮こまる理由
②セカンドサーブでも振り抜いたサーブを打つための秘訣
焦りへの対処法
それでは、この焦りに対してはどのように対処すればよいのでしょうか?
一つ目の『今の自分では目標達成できないかもしれない』という焦りについて考えてみましょう。
テニスの試合というのはメンタル的な要素もありますが、技術的な要素がその多くを占めます。
ストロークをどのくらいのスピードやコントロールで打てるのか、
どのくらいの範囲まで振り回されても対応できるのか、
サーブの球種やコース、確率はどうなのか
こういった技術的な要素でほとんど決まってきます。
例えて言うならば、将棋の駒の種類をどれだけ持っているかと言えるでしょう。
つなぐことしかできず、コントロールもとりあえず入れるだけであれば『歩』だけ、
威力のあるサーブを持っていれば『飛車』
鋭いストロークのストレートを打てれば『香車』
といった具合です。
そして、この『駒』を作るには時間がかかります。
体の動かし方やラケットのスイングを改善する必要があるので、積み重ねが必要なわけです。
そのように考えると、試合前には
ある程度試合の結果は決まっている
と考えることができます。
たとえば、こちらが歩しか持っていなくて、相手が飛車を持っていれば、やはり相手のほうが実力が上なわけです。
つまり何を言いたいかというと、
『じたばたしてもはじまりません』
ということです。
試合前に、今の自分の技術力では厳しいかもしれない、と感じたとしても、もう今さら時間が残されていないので、じたばたしてもはじまりません。
『じゃあ、試合前に何をしても変わらないのか!』
という声が聞こえてきそうです。
いいえ、試合前には試合前でやるべきことをやることで、可能性を高めていくことはできます。
この『駒』を作るための練習が基礎練習です。基礎練習をしっかりして、自分の駒をたくさん持っておくことで試合を有利に展開することが出来ます。
①思い通りのショットを打つためのラケットの扱い方
②シンプルな練習メニューの取り組み方
試合前にやっておくべき練習メニュー
試合は自分ができることを使って戦う
試合前に対処できることが、さきほどご紹介した二つ目の焦り『今の自分の実力がよくわからないことから生まれている「焦り」』です。
試合は、
『自分ができることを使ってどう戦うか』
と考えます。
つまり、自分の今の実力を最大限発揮することで、もしかしたら強い相手にも勝つことができるかもしれないのです。
たとえば、ストロークを打とうとしている時、
『できるかできないかわからないけれど、打ってみよう』
とトライすると、高い確率で失敗します。
しかし、ここで
『いま自分の実力でできることはこれだ』
と判断して打つと、そのショットは入る確率が高いでしょう。
つまりミスが生まれづらくなり、結果としてあなたの実力を最大限発揮できるわけです。
できることとできないことを整理する
こう考えると、試合前にできることは、
『自分のできることとできないことを整理しておく』
ことです。
たとえばこんな練習メニューがいいでしょう。
『ストロークを●球連続入れるためには、どの範囲ならば入るのか』
あなたが、ミス無く●球入れられるのはどの範囲なのかを知っておきましょう。
ある人は、コート全面かもしれません。ある人はコート1/2かもしれません。
これはあなたの今の技術力によって異なってきます。
ここでは、高い目標を立てる必要はありません。今のあなたを知ることが大切です。
たとえば、
『フォアはコート1/4を、バックはコート1/2を狙えば入れられる』
ということが分かったら、試合の時もその範囲を狙っていくようにしましょう。
そうすることで、あなたの『できること』を使って戦うことができます。
100%の実力を発揮しましょう
このように試合前には、あなたができることを整理しておく練習メニューを行うようにしましょう。
たしかに、試合前になったら、ある程度の技術的な差というのは埋めようがありません。
そういった意味では開き直りが必要です。
しかし、他の人が持っている実力を100%発揮できるとも限りません。
もし相手の方が技術的が上でも80%しかそれを発揮できず、あなたがあなたの実力を100%発揮できれば、勝つ可能性が高くなるわけです。
試合前には、あなたが100%持っている力を発揮できるように、やるべき練習メニューをやっておきましょう。
まとめ
試合前に取り組むべき練習メニューを紹介しました。試合で高いパフォーマンスを出せるよう、落ち着いて試合前にも練習メニューに取り組みましょう。
試合に向けてどのように練習計画を立てたら良いのか、それぞれの練習メニューの目的を理解したい方はこちらも記事もご覧ください!
①練習メニューを効果的にするためのポイント
②各練習メニューの目的と効果を解説
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