ジュニアのための個人レッスンの使い方とコーチの選び方

2019年06月25日 ジュニア

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ジュニアで一所懸命テニスに取り組もうという方にとって、個人レッスンやプライベートレッスンはどのような位置づけで取り組んだら良いのでしょうか?また、どのようにして個人レッスンやプライベートレッスンのコーチを選んだら良いのでしょうか?

 

ジュニアプレイヤーやその保護者の方が、個人レッスンやプライベートレッスンを有効に活かすための考えかたを解説したいと思います。

 

個人レッスンを検討したほうが良い場合

 

一所懸命取り組んでいるジュニアにとって、個人レッスンやプライベートレッスンを検討したほうがいい場合はどのような場合なのでしょうか?

 

グループレッスンでの選手コースも体験し、かつ、プライベートレッスンでも習っていた私自身の経験からお伝えさせていただくと、次のような場合は個人レッスンやプライベートレッスンを検討されるべきだと思います。

 

①課題が明確に認識できていない

 

試合で自分が負けている原因が理解できていなかったり、自分の課題となっているショットが何かがわからないケースです。この場合は、グループレッスンで自分の課題となるメニューを与えられても、試合とつながっていないので、課題の改善が見込みづらくなります。

 

②自分の課題点や改善のための取り組み方が理解できていない・改善が見られない

 

課題や不得意なショットが理解できていても、その課題がなにが原因でどうやれば改善していくのかがわかっていなかったり、あるいは取り組んではいるけれども改善が見られないケースです。

 

グループレッスンでメニューに取り組んだとしても、どのように改善していけばが明確でないため、ただやみくもに取り組むことになり、ひじょうに非効率となります。

 

③試合に向けて今の練習がどう活きてくるのか明確でない

 

試合と練習とが関連づけられていないケースです。この場合は、密にコミュニケーションを取り、今の練習がどのように試合に結びつくのか、あるいは試合のためにどのように練習に取り組むことが重要なのかについて、深い理解をしていただく必要があります。

 

④練習ではできるのに試合でそれが発揮できない

 

練習のための練習になっており、試合に向けた状況設定ができていないケースです。

 

この場合は、本人がメニューに取り組む際の『意識』を試合と同じような心境にするための深いコミュニケーションが必要となります。

 

このような場合には、個人レッスンやプライベートレッスンを選択したほうが良いでしょう。このような意識のままグループレッスンを受講していても、時間を浪費してしまう可能性が高いです。

 

といいますのも、これらのケースは私自身が該当していたので、このような意識でグループレッスンに取り組んでいても成果結果には結びつかない、というのは自分自身がその証明でした。

 

また、もちろん本人の意識が変わればグループレッスンでも問題ないわけですが、意識が変わるためには深い対話の中で、気付きや動機づけ・励ましがあって変化が生まれてきます。そういった点でも、プライベートレッスンや個人レッスンを通した深い対話の機会をもつと良いでしょう。

 

ただ、とはいえ、どのようにして個人レッスンやプライベートレッスンを受けるか、という部分も重要になってきます。

 

個人レッスンやプライベートレッスンの選び方

 

グループレッスンでなかなか成果があがらないという場合でも、ただ個人レッスンやプライベートレッスンを受ければ改善をするかというとそうでは決してありません。

 

私自身、様々な方のプライベートレッスンを受講してきました。その経験から言わせていただくと、どのコーチの個人レッスンやプライベートレッスンを受けるかは、きちんと判断をするべきです。

 

レッスンの内容はコーチによって千差万別です。それぞれのコーチの特色がありますし、ジュニアとの相性もあるでしょう。

 

大切なことは、ジュニアの成長がきちんと見られているかどうか、がポイントです。もちろん試合の結果という点で見られればベストですが、ジュニアの取り組み方や考えかたに変化・成長がまずは見られるかどうかで判断すると良いでしょう。

 

たとえば、①~④に記載させていただいたように、自分の課題点や取り組み方が明確に答えられるようになってきているかどうか、という点で判断すると良いでしょう。

 

特に、個人レッスンやプライベートレッスンを選ぶポイントとしては、ジュニア本人がグループレッスンの時に『意識しながら取り組める』ことがポイントになりますので、ジュニア自身が課題点や改善方法を明確に理解できるように個人レッスンの中で共有できているか、がポイントになります。

 

逆に言えば、個人レッスンやプライベートレッスンの時間で上達したとしても、それをグループレッスンの中で定着させるように反復できなければ試合で使える技術にはなりません。

 

そのため、個人レッスンやプライベートレッスン単体で判断するのではなく、その時間によってグループレッスンにおいても変化が見られるかどうか、をよく見るようにしましょう。

 

まとめ

 

今回はジュニアが個人レッスンやプライベートレッスンを選択するべきかどうかの判断基準と、どのように個人レッスンやプライベートレッスンを選んだら良いのか、をお伝えさせていただきました。

 

自分自身が練習の中でなかなか成長できなかった経験もあったので、もしも迷っていらっしゃる方がいて、記事でお伝えさせていただいたようなことが思い当たりましたら、ぜひ検討をしてみていただけたらと思います。

 

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